HOME > 金彩友禅とは > 金彩箔粉の種類
純金箔
純金箔は永久に変わることのない、上品な黄金色の光沢を持つ。薄く極めて柔軟な性質(一万分の三ミリの厚さ)で、一立方センチの金から、現在使われている箔(109mmミリ~127mm平方角)が約1000枚できる。
純銀箔
純銀箔は純銀100%であり、白っぽい上品なしろがね色の光沢をもつが、時日がたつと淡黒色に変色していく性質のため、銀箔の両面に樹脂加工をすることによって変色を防止している。
白金箔(プラチナ)
うすねず色の淡い輝きをもち、1000分の999という高純度の箔。日本人に好まれているため、帯きものに使用されている。
曜遍箔(曜変箔)
焼箔とも呼ぶ。ベースの銀箔に、松脂と硫黄を燃焼させ発生する硫化水素により、銀箔が淡黄色・青貝色・茶褐色・黒色へと変化していく各段階の箔色に特殊樹脂、染料で高温加工することによって完成する箔。独特の色調と妖しい光の美を秘める。
光彩箔
色箔とも呼ぶ。銀箔に特殊染料と樹脂で高温乾燥させた箔で、あらゆる色箔が可能となる。